2019年 アルバムベスト10

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本当にお久しぶりです。まっちゃんです。
2020年の1記事目は、今頃遅いかもしれませんが、2019年のベスト・アルバムとしたいと思います。

傑作が目白押しで、豊作だった2018年と比べ、2019年はうーん、微妙。悪くはないんだけどなにか違うなという感じの作品が多く、不作気味でした。
今回も、新譜5枚と、旧譜や再発盤で2019年に聴いた5枚をそれぞれ選択してみました。

1)新譜編

第1位 シェリル・クロウ 「スレッズ」


キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、スティービー・ニックス、ボニー・レイット、マレン・モリスら、アメリカン・ミュージックを代表するビッグ・スター達をゲストに作成されたアルバム。

一曲目のプルーヴ・ユー・ロングを聴いた時、カントリーしているな、これぞシェリル・クロウ!という感じで溜飲を上げました。曲調もバライティ富んでいて、彼女の集大成的なアルバムという感じがします。

これが、最後のアルバムになるかもしれないとのことですが、これからもアルバムを発表し続けてほしいと思うファンは、私一人ではないだでしょう。

第2位 Fuki 「Million Scarlets」


初めは、ソロアルバムということで、それほど期待はしていませんでした。
楽曲がヴァライティに富んでいるなということ、そしてFuKiの歌唱そのものもLIGHTBRINGERの時と比べ、レベルアップしました。

ナチュラルに伸びやかに歌っていて、母性的な所すら感じさせる所もあり、まさに新境地という感じです。

第3位 ダーク・エレメント 「ソングス・ザ・ナイト・シングス」


デビュー作よりわずか1年でのリリースで早いなと驚きました。

内容の方は、前作がシンプルでメロディアスなハードロック一辺倒だったのに対して、今作は、オーケストレーションを多用し、ナイトウイッシュを連想させる所がちらほら。

アネット本人の思いや、世間の評価はさておき、私としては好みにあっているので、前作より評価を上げました。

第4位 アーダーズ 「ラスト・プレイス・オン・アース」


現トリスタニアのヴォーカリストであるマリアンジェラ・デムルタスと同郷のミュージシャンであるクリス・ローレントとのユニット。

マリアンジェラがトリスタニアに加入した時は、陽気なイタリア人という感じでゴシックメタルのヴォーカリストとしてはどうなんだろうと思ういましたが、いざ、このアルバムを聴いて見ると、まさしくゴシック・メタル。

2000年代に一世を風靡したフィメール・ゴシックメタルですが、2010年に入り、有名バンドの解散、また音楽性の変更などで下火になってしまいました。
2019年の今、このようなゴシックメタルが聴けてうれしかったです。

第5位 マーデラス 「グランド・ゼロ」


マーデラス1」で初めてマーデラスを聴き、良かったので新譜である「グランド・ゼロ」
を聴いてみました。蛇石マリナのヴォーカルがビブラートを封印しているのが、私としては
物足り面がありますが、始めて聴く人にとっては、癖がなくとっつきやすいので
これはこれで良いと思います。一番良かった点は楽曲の質が上がったことでしょう

2)旧譜・再発編

第1位 アニー・ハズラム 「ライブ・イン・フィラデルフィア」


アニーのスタジオでのソロライブ。1997年に録音。1997年の時点でのアニーはかなり年を召しているはず。しかし、歌声の衰えは全く無し。

また、シンセサイザーやサンプリングなどを使わず、ピアノとアコギをメインにしている所も大変いいと思いました。

アニーさん、やはりあなたは女性ロックヴォーカルの最高峰です。

第2位 マーデラス 「マーデラス1」

このアルバムで初めてマーデラスを聴きました。蛇石マリナのヴォーカルのパワフルさ
と浜田麻里や黒猫も真っ青なビブラートに衝撃。

樹京のギタープレイもスピード感があるザクザクリフが中心で、必要以上のギターソロはなく、リズム・セクションの二人もさすが元LIGHTBRINGERといこともあり、スピード感がありかつタイト。まさにこれから注目したいバンドだと思いました。

第3位 モストリー・オータム 「ラスト・ブライト・ライト」


この「ラスト・ブライト・ライト」は3作目」にあたり、所謂出世作にあたります。
看板女性ヴォーカリストのヘイザーが脱退して以来、なにかぱっとしない印象のあるモストリー・オータムだが、この作品を聴くとやはりヘイザー在籍時の作品はいいと思います。

音楽的にも、瑞瑞しさ、素朴さとヘヴィさやシンフォニックさがバランスがとれ、曲も印象に
残ります。

第4位 ライトブリンガー 「monument」


ご存じライトブリンガーのラスト・アルバム。

まず、メジャーデビュー時はFUKIのヴォーカルはうーんという感じだったが、このアルバムでは、歌唱力がアップしています。ようやくFUKIも浜田麻里や黒猫の後継者としてふさわしくなりました。

また演奏力もアップし、楽曲もバライティに富んでいます。
ライトブリンガーとして、やれることはやりきった感じです。メンバーもやれることはやりきったので活動休止に踏み切ったのでしょう。

FUKI、HIBIKI、MAO、YUMI、JAYお疲れ様でした。

第5位 キサンドリア 「サロメ」


キサンドリアのアルバム中、このアルバムはあまり語られることがありませんが、ヘヴィーすぎず軽すぎずで、私にはしっくりきました。

このアルバム以降の女性ヴォーカリストのチェンジの連続は本当に残念です。

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