中通し竿のメリット、デメリット

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まっちゃんです。こんばんは。
今度は中通し竿(インターライン・ロッド)のメリット、デメリットについて述べてみたいと思います。

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①中通し竿のメリット

1)ガイドが無く、道糸が竿の中を通っているので、ガイドへの糸がらみがありません。
→長いサオの扱いに慣れていない初心者はもとより、回りがよく見えない夜釣りやあまり自由に動けない、足場の悪いところではありがたいです。
2)雨の日の道糸が竿にべたつくことがありません。
3)風の日の時の道糸操作への影響が少ないです。
4)外ガイド竿と比べて、余分な糸ふけが少ないため、アワセが効きやすいです。
5)仕掛けを遠投する時、コントロールが効きやすいです。

②中通し竿のデメリット

1)ある程度改善はされていますが、やはり外ガイド竿と比べると糸の出が悪いです。
2)竿が太くなるためか、外ガイド竿に比べると持ち重りがします。
3)釣り始めの糸を通す作業が慣れないと難しく、面倒です。また糸通しワイヤーを忘れると、糸が通せない事態となります。
4)釣行後の手入れで、竿を分解してその一本一本を洗って、また組み立てる必要があるため面倒くさいです。
5)仕掛けを遠投するとき、ウキ止め糸が内部でひっかかり、ずれることがあります。
最悪の場合、内部で噛みこんで使えなくなることがあります。
私の場合、遠投仕様でない2号竿でアジの遠投サビキ釣りを行い、ウキ止め糸内部で噛みこんで困ったことがありました。
6)外ガイド竿と比べると割高になります。

私の場合は、中通し竿を4本持っていますが、どうもメリットよりデメリットのほうが大きいと思いましたので、現在はほとんど使っていません。

釣りの全体シーンでも中通し竿が世に出た20年ぐらい前から5年間ぐらいは猫も杓子も、中通し竿という感じでしたが(なんと投げ竿も中通し竿がラインナップとして出ていました)構造上どうしても上記のデメリットが解消されず、アイテムもかなり減っています。

③中通し竿、外ガイド竿の使い分け

それでは、中通し竿のメリットが生かされる局面、またデメリットがそれほどデメリットとならない場面を自分の経験上まとめてみました。(それでも、持ち重りとか手入れの面倒くささはどうしようもありませんが)

1)夜釣り、雨の日、風が強い時、足場の悪いところなど、ある意味悪条件な場合
2)魚が浅だなで浮いており、しかも食いがよいので、手返しを優先させたい場合
3)潮が早く、糸の出が多少悪くてもどんどん糸が出ていく場合

また、中通し竿が向いていない局面としては、ウキ下を深く取る必要があり、かつウキ下をシビアに設定しなければいけない場合です。
また穂先でアタリと取るような繊細さが要求される場合は、外ガイド竿(ソリッド穂先)でないと無理です。

以上のことから、私の場合は今後も外ガイド竿がメインになっていくでと思います。

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