浜田麻里 「Gracia」

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8月1日に浜田麻里が新譜「Gracia」を発表しましたので、そのレビューをしたいと思います。
このアルバムはビクター復帰移籍後の第一弾であり、デビュー35周年アルバムでもあります。それを反映して、より進化したアルバムとなっています。

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①曲目

1.Black Rain
2.Disruptor
3.Orience
4.Zero
5.No More Heroes
6.Lost
7.Melancholia
8.Right On
9.Heart Of Grace
10.Dark Triad
11.Mangata

②そうそうたる、レコーディングメンバー

このアルバムの特徴としては、いままで以上にレコーディングメンバーが豪華なことです。
ギタリストは常連であるマイケル・ランドウ、増崎孝司に加え、高崎晃、なんとポール・ギルバート、クリス・インペリテリ、マイケル・ロメオ、クリス・ブロデリックが参加しています。

ベースにはビリー・シーン、リーランド・スクラー、フィリップ・バイノー、ドラムにグレッグ・ビソネット、マルコ・ミネマン、そしてキーボードには常連の増田隆宣、中尾昌志を初め、ジェフ・ボーヴァ、マイケル・ロメオ、そしてなんと元ドリーム・シアターのデレク・シェリニアンが参加しています。

これだけ、すごいメンツを集められる浜田麻里はすごい。まさにメタル・クイーンの名にふさわしいと思いました。
これだけのメンツがそろうのは、アメリカ本国のアーティストのレコーディングでもライブでもそうそうないでしょう。

彼女がドリーム・シアターのメンバーをバックに歌う日もそう遠くはないでしょう。
それを考えるだけで、ワクワクしてきます。

②アルバムの全体的な感想

1)このアルバムを聴いて、まず感じたのは、変拍子を多用したプログレメタル的なアプローチの曲が多くなました。
前作からその兆候はありましたが、今回は更に磨きがかかった感じです。
特に2曲目のDisruptorは、デレク・シュリニアンが参加してることもあり、スリリングな演奏バトルが堪能できます。
また、ドラムの手数も全体的に多くなっています。

2)ハードな曲はよりハートに、ポップな曲はよりポップにとバライティに富んでいるが、散漫な感じは全く無く、統一感があります。
6曲目のLostはポップなアコースティック・ナンバーですが、アルバムの中で良いアクセントになっています。

3)曲の粒がそろっていて、佳曲揃いですが、そのなかでも、印象に残るのは、上記2曲の他は1曲目のリード・トラックのBlack Rain、10曲目のクリス・インペリテリのギターが光るDark Triadです

4)浜田麻里の歌声は全く衰えるどころか、更に磨きがかかっています。そのことに関しては、全く頭がさがります。
また50代後半になったにも関わらず、美貌も全く衰えていません。まさに美魔女です。


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