陰陽座 ライブの特徴

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陰陽座について、最後にこのバンドの特徴であるライブ活動、また日本のシーンへの影響について紹介します。

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①ライヴの特徴について

陰陽座はかなりの数のライブをこなしている、ライブバンドでもあります。陰陽座のライブの特徴を列挙します。

1)かなり頻繁に全国ツアーを行なっています

私が始めて松山にてライブに参戦した「三国伝来玉面金剛九尾の狐」から数えて、全国ツアーだけでも以下のようにこなしています。
一年に一回は全国ツアーを行っている感じです。

2009年 全国ツアー2009 三国伝来玉面金剛九尾の狐
2010年  全国ツアー2010 続・生きることとみつけたり!!
2011年 全国ツアー2011 谺
2012年 全国ツアー2012 夏鶯の聲に酔う也
2014年 陰陽座全国ツアー2014 風神
2015年 陰陽座全国ツアー2015 雷神
2015年 全国ツアー2015 斯くて其の魂に太陽を見る也
2017年 全国ツアー2017 頻伽の聲に応ずるが如し
2018年 全国ツアー2018 覇道

他の国内の有名バンドで、これほど精力的に全国ツアーを行っているアーティストはおそらく他にないでしょう。
また、大都市だけでなく、かなりの地方に回ってくれます。
瞬火、招鬼、狩姦の出身が愛媛県八幡浜市という田舎ということもあるのでしょうね。

全国を回らず、大都市での大型会場で一気に人をあつめ、ライブを行えば楽だし、時間の節約にもなるだろうに、あえてそれをやらず、全国ツアーを行うところに、地方のファンを大切にする陰陽座の心意気が伝わってきます。

また、愛媛県は瞬火、招鬼、狩姦のふるさとでありますので、松山に頻繁に来てくれます。ありがたいことです。

2)有名バンドのわりにハコが小さい

ツアーの会場を見ても、有名バンドの割には会場が小さいです。

特に松山の会場はオールスタンディングで250人ぐらいライブハウスで、どうもみてもアマチェアバンドや無名のインディーズバンドがやるような会場です。

しかし、会場が小さい分、ライブパフォーマンスや黒猫のスーパーヴォーカリストぶりを身近にみれて、バンドに対しても親近感がもてたことは、大変嬉しいことです。
ホールやアリーナクラスでは絶対味わえない臨場感です。
有名バンドを小さな会場で近くで見れる。これに味をしめると、ホールやアリーナクラスのライブにはいく気がなくなります。

まあ、松山は地方都市なので適当な規模の会場がないから、ライブハウスになるのかと思いますが。

3)ライブパフォーマンスについて

まず、特徴的なのは、瞬火のMC。これが最高!松山のライブでは、必ずスーパーのフジがどうだの、モア・ミュージックというレコード屋に通っていただのと、愛媛ネタを必ず披露してくれます。
瞬火のMCが楽しみのいうファンも多いです。私もその一人です。
また、MCの間の他のメンバーとのやりとりも息が合っていて、バンドの人間関係の良さが伺いしれます。
たま、瞬火のベースプレイはトレモロアームを多用し、またベースを縦にするパフォーマンスも頻繁に行います。
また、アンコールの回数が多いのも、陰陽座のライブの特徴です。最低でも3回、多い時は4,5回行います。

1年ほど前の迦陵頻伽にともなうツアーでの松山公演のレポートは以下の記事です。

陰陽座 松山公演ライブレポート

また、本来ならつい先日の覇道明王に伴うツアーのライブレポートを載せたかったですが、仕事が休めずいけませんでした、残念。

②陰陽座が日本のロックシーンに与えた影響について

陰陽座の功績としては、何と言っても、90年代に沈黙していた日本の女性ヴォーカルHR/HMシーンに活気を取り戻し、のちの嬢メタルブームの基礎を作りあげたことでしょう。

ちなみに、現在の日本を代表する女性HR/HMのFuki(元LIGHT BRINGER、現Fuki Commune)は、黒猫のファンで、彼女から多大な影響を受けたことを公言しています。

もし、陰陽座がなかったら、今の嬢メタルブームはなかったかもしれません。

その辺の事情は
関連記事 日本の女性ロックアーティストの歴史(00年代以降) にも書いています。

私の陰陽座への思い入れは
関連記事 陰陽座への想い にも書いています。

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