今回から、いよいよ、われらが陰陽座を紹介をしていきたいと思います。
今回は主にバイオグラフィーを紹介していきたいと思います。
①はじめに
私が、陰陽座のことを知ったのが、2002年のメジャーデビューの時です。
音楽的には、正統派メタルの範疇ながら、妖怪や日本の伝承をコンセプトにしているユニークさや、黒猫という歌唱力ある美人ヴォーカリストがいるということで、チェックしました。
実際にCDを買って聴きだしたのは、2006年ぐらいからです。
ちなみに、初ライブ参戦は2009年の「金剛九尾」発売に伴う全国ツアーの一環として、松山でのサロンキティというライブハウスでのライブです。
100人ぐらいの小さな箱であの有名な陰陽座がま近でみれる、と思うとワクワク。
実際、黒猫のスーパー・ヴォーカルや瞬火のパフォーマンスやMCを至近距離で聴けて、一気にファンになりました。
それ以来新譜があれば必ず購入。都合が付きさえすれば、ライブに参戦しています。
②バイオグラフィー
1)結成からメジャーデビュー
1999年、瞬火がギタリストとして所属していた「空想科学病人-紙とメモ紙」というバンドに黒猫が加入し、お互い意気投合して、瞬火の実弟である招鬼、招鬼の同級生である狩姦を呼ぶ形で、大阪において結成されました。
6月に初ライブを敢行し、それ以降もライブ活動を行い、初めにサポート・ドラマーとして加入していました斗羅も正式メンバーのなりました。
12月にデビュー・アルバム「鬼哭転生」を発表、翌年2000年にセカンド・アルバム「百鬼繚乱」、そしてキングレコードとの契約が成立し、2002年の1月サード・アルバム「煌神羅刹」でメジャーデビューを果たしました。
2)メジャーデビュー後の躍進
その後は、まさに躍進です。2003年に4thの「鳳翼麟瞳」、2004年に5th「夢幻泡影」を発表し、2004年の5月にはロックバンドとしては世界初となる能楽堂でのライヴを実現しました。
同年の9月リリースの「組曲「義経」〜悪忌判官」でも世界初となる能楽堂でのプロモーション・ビデオを作成しました。
また、ライブ活動も活発となり、2004年の9月から12月にかけて42都道府県をめぐるツアーを行い、また2005年9月に初のヨーロッパツアーを行いました。
2005年6月に6thの「臥龍點睛」を発表しました。しかしこのアルバムの全体的な評価は、「鬼哭転生」~「夢幻泡影」までのアルバムと比べ、今一つとなりました。
陰陽座の音楽性のポップ化、音が軽くなったことが次第にささやかれるようになりました。
また、この辺りから、バンドの躍進度が緩やかなものになってきました。
しかし、ライブツアーは相変わらず活発に続けました。
2006年5月から半年かけてヨーロッパ2か所を含む全都道府県でのツアーを行い、途中で黒猫が体調を崩しましたが、全公演を完了させました。
2007年7月に7thの「魔王戴天」を発表しました。これは、前作とはうって変わって、ツインギターをフィーチャーしたヘビーでテクニカルな作品です。コアなメタルファンからも「陰陽座すげー!」、「陰陽座なかなかやるじゃん!」との声が多かったです。
バンド側しても、陰陽座はあくまでメタルバンドという姿勢を見せたかったのでしょう。
そして、そのころから、CDのセールスもオリコン20位以内に入るようになりました。
しかし、悲しいことに、2008年の3月にドラムスの斗羅が脱退しました。
2008年9月に「魑魅魍魎」を発表し、オリコン9位となりました。
2009年9月に集大成的なアルバムとなりる「金剛九尾」を発表し、ひとくぎりつけました。
3)初のコンセプトアルバム
2011年に陰陽座としては初の初のコンセプトアルバム「鬼子母神」を発表し、その関連ツアーとして、初のホールでのライブツアーを行いました。
(ちなみに、愛媛での会場は八幡浜のゆめみかんです)
ライブの内容は2部構成になっていて、第1部ではコンセプトアルバムの組曲をMC一切無しで演奏しました。
まさに、新境地を開こうとしていることが、伺いしれます。
それから、かなり間があいて、2014年9月「風神界逅」、「雷神創世」2枚を同時に発表しました。
まさに、この時期は新境地を開こうと、いろいろ実験した時期といえます。
当時私は戸惑いましたが、これにより、陰陽座はバンドしてステップアップしたと思います。
4)最近の活動
2016年11月に「迦陵頻伽」を発表しました。ごのアルバムは、メロディアスでキャチーな陰陽座らしいアルバムです。
まさしく、原点復帰ですが、楽曲もよりメロディアスになり、キーボードをフィーチャーしたり、オーケストレイションを導入したりと、サウンドや楽曲の幅が広がってます。
そのようなことを反映して、オリコン7位という好セールスを記録しました。
また2018年6月に「覇道明王」を発表しました。
これは、前作「迦陵頻伽」とうって変わって、陰陽座のアルバム中、最も男のパワーみなぎるアルバムです。最近の日本の女性メタルブームへの陰陽座としての解答なんでしょうか?やはりメタルは男のパワーみなぎる音楽だと。
まさに、拳アゲアゲ!頭フレフレ!です。
これからも、陰陽座は自ら進化しながら、日本のHR/HMシーンを牽引していくでしょう。
頑張れ、瞬火、招鬼、狩姦!あなたたちこそ、愛媛県の至宝!頑張れ黒猫!あなたこそ日本を代表する女性ロックヴォーカリストです!