今回は、ハートのディスコグラフィーとおすすめアルバムを紹介していきます。
①ディスコグラフィー
1)オリジナル・スタジオ・アルバム
〇1976年 ドリームボート・アニー (全米7位)
〇1977年 リトル・クイーン (全米9位)
1978年 マガジン (全米17位)
△1978年 ドッグ・アンド・バタフライ (全米17位)
1980年 ベベ・レ・ストレンジ (全米5位)
1982年 プライベート・オーディション (全米25位)
1983年 パッション・ワークス (全米39位)
◎1985年 ハート (全米1位)
△1987年 バッド・アニマルズ (全米2位)
◎1990年 ブリゲイド (全米3位)
△1993年 ディザイヤー・ウォークス・オン(全米48位)
2004年 ジュピターズ・ダーリング (全米94位)
2010年 レッド・ベルベット・カー (全米10位)
〇2012年 ファナティック (全米24位)
2016年 ビューティフル・ブロークン (全米105位)
2)ライブ・アルバム
1991年 ロック・ハウス・ライヴ
〇1995年 ザ・ロード・ホーム
2003年 アライヴ・イン・シアトル
2007年 ドリームボート・アニー・ライブ
2014年 ファナティック・ライブ
2014年 ハート・アンド・フレンド
2016年 ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール
3)コンピレーション
1980年 グレイテスト・ヒッツ/ライブ
1996年 バラッズ
1997年 ジーズ・ドリームス・グレイテスト・ヒッツ
1998年 グレイテスト・ヒッツ
2000年 グレイテスト・ヒッツ1985-1995
2002年 エッセンシャル・ハート
2006年 ラヴ・ソングス
2008年 プレイリスト-ヴェリー・ベスト・オブ・ハート
2012年 ストレンジ・エピタフ
◎必聴 〇おすすめ △ファンならおすすめ
②CD購入ガイド
ハートを始めて聴くにあたって、オリジナル・スタジオ・アルバムでまず聴いて欲しいのは、「ドリームボート・アニー」、「リトル・クイーン」、「ハート」、「ブリゲイド」です。
まず、「ハート」、「ブリゲイド」は彼女らの最高傑作だと思います。また、そればかりでなく、いわゆる80年代のメロディアス・ロックの名盤の一つです。躍動感のあるハードロックと美しいバラードとがバランスよく選曲され、アルバムとしてのまとまりもよく、佳曲ぞろいで捨て曲は見あたりません。
ハートとしての最高傑作でなく、フリートウッド・マックの「噂」と同じレベルで、女性ヴォーカル・ロックファンにとって必聴盤といえます。
70年代の初期のハートのアルバムの特徴としましては、アルバムとしてのコンセプトがきちんときちんとしていて、オリジナリティがあります。ゆうなれば、「ドリームボート・アニー」は「美人姉妹の舟出」、「リトル・クイーン」は「森と湖の妖精」という感じでしょうか。
そのような、メルヘンチックなロマンを感じながら、じっくり聴いてみてください。
ライブ・アルバムの中では、1995年発表の「ザ・ロード・ホーム」です。
所謂、アンプラグド・ライブで、アンプラグドは、アコースティックギターととヴォーカルが」メインなため、ギミックやアレンジでのごまかしが効きません。
まさに歌声で勝負という感じで、アン・ウィルソンのヴォーカルの上手さ、曲そのものの良さが引き立っています。
2000年代以降のアルバムでのおすすめとしては、2012年発表の「ファナティック」です。
このころは、アメリカやカナダでもエヴァネッセンスを始め、アゴニスト、イン・ディス・モーメント、ヘイルストームなどの女性ヴォーカルのHR/HMバンドが台頭してきました。
それに対して、「私たちはオバちゃんになったけど、若い者にはまだまだ負けへんで!私たちはまだまだ現役!」という心意気とパワーを感じました。
それらを聴いて、他のハートの作品を聴いて見たいと思いましたら幸いです。
③代表曲リスト
1976年 MAGIC MAN(マジック・マン) (全米9位)
1976年 CRAZY ON YOU(クレイジー・オン・ユー) (全米35位)
1977年 BARRCUDA(バラクーダ) (全米11位)
1978年 STRAIGHT ON(ストレート・オン) (全米15位)
1985年 WHAT ABOUT LOVE(ホワット・アバウト・ラブ) (全米10位)
1985年 NEVER(ネバー) (全米4位)
1985年 THESE DREAMS(ジース・ドリームス (全米1位)
1987年 ALONE(アローン) (全米1位)
1990年 ALL I WANNA DO IS MAKE LOVE TO YOU(愛していたい)(全米2位)