テルズ・シンフォニア「ヒューマン・レイス・パーティ」

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次は、ノヴェラのリーダーでもあった平山照継が、ノベラ解散後に発足した、シンフォニック・プログレバンドである、テルズ・シンフォニアついて紹介します。
今回は、簡単なバイオグラフィーと、今回購入したアルバム「ヒューマン・レイス・パーティ」について主に紹介します。

①バイオグラフィー

1983年、平山照継がノヴェラと並行してソロ・プロジェクトを立ち上げ、「ノイの城」「シンフォニア」の二枚のアルバムを発表しました。

ノヴェラ解散後、徳久恵美(ヴォーカル)、仙波基(キーボード)、井上靖(ベース)、古井英明(ドラム)を迎えバンドとしての形を整えます。
その後、1988年「エッグ・ザ・ユニバース」、1989年「ヒューマン・レイス・パーティ」を発表します。

その後仙波と古井は脱退し、1990年「七つの夜の物語」を発表します。
1993年、「ぜんまい仕掛けの地球」を発表し、本作から古井が復帰しました。
1995年、ちえぞう(キーボード)が加入し、「アンドロイドは電気ラクダの夢をみるか?」をの製作しましたが、長い間お蔵入りになり、1997年、ようやく、フランスのMUSEAからされました。

2000年代はクイーン マニア(クイーンのトリビュートバンド)や再結成したノヴェラ、シェラザードの活動が中心となりテルズ・シンフォニアとしての活動は休止となます。

2010年代から、徳久らが中心となってオフィシャルトリビュートバンド「NELFELTI」を結成しました。
現在平山が80年代に執筆したストーリーを原作としたオリジナルアルバム「幻想日記」を製作中とのことです。
(なお、平山自身は体調不良により参加していません)

②ディスコグラフィー

1)平山照継名義

1983年 ノイの城
1985年 シンフォニア

2)テルズ・シンフォニア名義

1988年 エッグ・ザ・ユニバース
1989年 ヒューマン・レイス・パーティ
1990年 七つの夜の物語
1993年 ぜんまい仕掛けの地球
1997年 アンドロイドは電気ラクダの夢をみるか?
1999年 THE GATE

③ヒューマン・レイス・パーティ 曲目紹介

1)ヒューマン・レース・パーティー
2)時計
3)ミッドナイト・ドリーマー
4)憐れみの福音
5)アフター・ザ・パーティー
6)星の子

④ヒューマン・レイス・パーティ アルバムの感想

一般的に、テルズ・シンフォニアの傑作と言えば、このヒューマン・レイス・パーティと次作の七つの夜の物語と言われています。
確かに、前作のエッグ・ザ・ユニバースは所謂、お城系独特の臭みがあり、演奏も今一つで聴きにくい感じがありましたが、今作はより整合性がとれ、普遍的なプログレとなり、演奏力もアップしたので聴きやすくなった感じです。

また、徳久恵美のヴォーカルも前作では一本調子でしたが、今作は、アニメ声あり、堂々とした歌ういっぷりありで、表現の幅がひろがったと思います。

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