ナイトウィッシュ(最後に)

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ナイトウィッシュに関して、最後に、さまざまな事項について紹介したいと思います。

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①脱退したメンバーのその後の活躍

1)ターヤ・トゥルネン

ナイトウイッシュを脱退すると本格的にソロ活動を開始した。まずは母国フィンランドを含むヨーロッパ・ソロツアーを行いました。

2006年にはクリスマスアルバムを発表し、2007年にはソロ活動としての本格的アルバム「マイ・ウインター・ストーム」発表し、それに伴うツアーも行いました。
そのような、活躍ぶりをみて、フィンランドのエマ賞では最優秀フィンランド人女性アーティスト賞にノミネートされました。
2010年には、ソロアルバム「What Lies Beneath」を発表。2013年には「カラーズ・イン・ザ・ダーク」を発表。2016年にはソロとして、初来日ライブを敢行しました。

いまや、ナイトウィッシュの看板がなくても、フィンランドの国民的歌手の一人といっていいでしょう。

2)アネット・オルゾン

さっそく、2014年2月にソロ・デビューアルバム「shine」を発表しました。また、癖のないヴォーカルスタイルが重宝がられて、さまざまなセッションやゲストに招かれているようです。
2017年に入ると、元ソナタ・アークティカのギタリストのヤニ・リマタイネンとダーク・エレメントを結成して、11月にデビュー・アルバムが出るそうです。期待しましょう。
ナイトウィッシュでの経験、本人は嫌だっでしょうが、名前を上げることでは、プラスになったと思います。

ダーク・エレメントのレビューはこちらに

②メンバーのサブプロジェクト、ソロ活動等について

1)ツォーマス・ポロパイネン

ソロ活動において、2014年に「ザ・ライフ・アンド・タイムズ・オブ・スクルージ」というアルバムを発表しました。

しかし、ソロアルバムより、特出するべくきは、本国の美人揃いのガールズ・バンド、インディカのプロディースでしょう。2010年のワールドデビュー「ア・ウェイ・アウェイ」をプロディースしました。しかし、その間ナイトウィッシュは活動を休止していました。

若くて美人揃いなインディカのプロディースが楽しいっていう気持ちはわかりますが、お願いだから、 早くナイトウィッシュの活動を再開して下さいと思いました。

2)マルコ・ヒエタラ

かれは、ナイトウィッシュがオフの時は、自身がリーダー(メインボーカルでもある)を務めるタロットの活動をしています。

③ライブの感想

2013年5月の来日公演に参戦しました。会場は大阪のなんばハッチというライブハウスです。
アネット脱退後、フロールがサポートメンバーであった時のライブです。
フロールとしては、初来日(アフター・フォーエヴァーは来日せず解散してしまいました)ということで、ある意味、この歴史的なライブに期待をよせていました。
ライブ会場はオールスタンディングで1500人というキャパで実際の客が700人ぐらいでした。
前から10列目ぐらいの場所になり、フロールの歌唱やパフォーマンス、メンバーの演奏がよくみえました。また客の年齢層も幅広く、女性の方もたくさんいました。
また外国人の姿もちらほら(あとでしらべてみると、日本ではまだそれほど人気がないため、小さな箱でのライブということで、わざわざ来日しているだろうとのこと)
フロールのスーパー・ヴォーカルをまじかで見れて良かったですね。あの人間扇風機のパフォーマンスもやってくれました。
やはり、ナイトウィッシュのヴォーカリストはアネットでは話にならない。ターヤの後釜が勤まるのはフロールしかいない、と実感しました。

④ナイトウィッシュが構成に与えた影響

ここで、改めて書くと、女性ヴォーカルのシンフォニックメタルを確立したのと、マイナーな存在であった、女性ヴォーカルのHR/HMをメジャーな存在にしたことでしょう。

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⑤ナイトウィッシュの問題点

このような実績と後世への影響を残した偉大なるナイトウィッシュですが、問題点もあえて書きます。

1)女性ヴォーカリストの相次ぐ脱退問題

他のバンドを見たら、女性ヴォーカリストはほとんど変わっていません。(まあ、女性ヴォーカリストはそのバンドの象徴ですから)
女性ヴォーカリストがバンドを率いている場合(アメリカでは多いが、ヨーロッパではそれほど多くない)、女性ヴォーカリストとバンドリーダーが夫婦又は恋人の場合(ヨーロッパではそのパターンが多い)はもちろんだが、そのほかの場合もそれほどチェンジはないです。

それと、解雇の仕方がかなりえげつないですね。
ツォーマスを初めとする男性メンバーが女性の扱いに慣れていないのか?または女性ヴォーカリストはあくまで、バンドの一パートに過ぎないという考え方で女性ヴォーカリストを特別大事にするという考え方がないのでしょうか?

2)意外と下品な面がある

あるデビューサイトにて、あるライブDVDのバックステージ映像は(彼らの音楽性を考えたら)意外と下品であるので、幻滅しないように注意という記述がありました。
具体的にどのように下品なのか、そのDVDを見ていないで想像ではありますが、たぶん、ライブ後、男連中だけで酒を飲んでどんちゃん騒ぎして、女性ヴォーカリストついていけないので、次第に溝ができ、脱退の遠因になっているいのではないかと思われます。

3)もうやりつくして次の展望が見えない

ナイトウィッシュの音楽的な変遷を見ていると、メロディック・スピードメタル、重厚なシンフォニックメタル、多少ポップなメタル、映画音楽と多岐にわたっています。
正直、もうやり尽くして、次に目標や着地点を考えるのががなり難しい状況です。
もちろん、期待はしていますが、不安でもありますね。


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