Unlucky Morpheus 「CHANGE OF GENERATION」

Pocket

今回はLIGHTBRINGER(元とはあえて書かない)のFukiのサイドプロジェクト、Unlucky Morpheus(アンラッキー・モルフェウス通称 あんきも)が9月19日に新譜「CHANGE OF GENERATION」を出しましたので、その紹介をしていきたいと思います。

①はじめに

Unlucky Morpheusについては、ここ最近知りました。

LIGHTBRINGERの活動休止についていろいろ調べていくと、Fukiの参加バンドに関してLIGHTBRINGERやDOLLSBOXXは活動休止や解散してもUnlucky Morpheusは存続してほしいなとの意見が多くありました。

そこで、Unlucky Morpheusってどんなバンドなんだろうか?と思っているうちに、9月19日に新譜「CHANGE OF GENERATION」がリリースされましたので、早速聴いてみました。

そして、演奏テクニックや曲構成に圧倒され、日本のバンドもついにこのレベルまで来たか
と思った次第です。

②バイオグラフィー

2008年にLIGHTBRINGERFuki妖精帝国紫煉(ギター)で結成。
最初は同人系のサークルとして、CDをコミックマーケットで自主販売する形態をとっていましたが、次第にメンバーも充実し、バンドの形態になっていきます。

その中で、今年の9月に満を持して、オリジナルフルアルバム「CHANGE OF GENERATION」をリリースしました。

③メンバー

紫煉(しれん)ギター、キーボード、プログラミング
このUnlucky Morpheusのリーダー。アルバムのコンセプトおよび大半の作曲を手掛ける

天外冬黄(てんげふゆき)ヴォーカル
FukiはUnlucky Morpheusでは天外冬黄としている。おもに作詞を担当

仁耶(じんや) ギター

小川洋行(おがわひろゆき) ベース

FUMIYA ドラムス

Jill ヴァイオリン
なんと、東京藝術大学器楽科卒。本当にUnlucky Morpheusには凄いメンバーがいるものだ。

④CHANGE OF GENERATIONのレビュー

1)全体的な感想

聴いて一周目で、これはすごいバンドだ、曲構成のドラマティックさ、演奏テクニックや手数の多さに関して、日本のメタルバンドもここまで来たかという感じです。

音楽性としては、LIGHTBRINGERと比べ、かなりシンフォニックでゴシック・メタルよりであります。

またFukiのヴォーカルも苦しそうと思えるぐらい最大の能力を発揮しています。

それにしても、紫煉のいう男、本当にただものではありません。
Fukiに最大限の能力を発揮させるが、わがままは許していないような感じです。

LIGHTBRINGERにおいては、HibikiはFukiのわがままに振り回されていた話もあります。
またDOLLSDOXXでのライブにおいて、オレオレオナが悩ましいポーズをしたとき、
Fukiがスリッパで頭をはたき、DOLLSDOXXではそんなことしないでと言ったとか。
しかし、Unlucky Morpheusではそのようなことはなさそうです。

LIGHTBRINGERやDOLLSDOXXが活動休止となっても、Unlucky Morpheusは存続してほしいという声もかなりありますが、なるほどと思いました。

Unlucky Morpheusがナイトウィッシュやエピカを超える日がくるのか、いまから楽しみであります。

2)曲目紹介

1. CAMBIO DI GENERAZIONE
メロディックメタルバンドの王道イントロ曲

2. Knight of Sword
これぞUnlucky Morpheusという感じのテクニカルメロディックスピードメタル。
ベースソロとドラムソロもあります。
紫煉によれば、この曲を聴けばUnlucky Morpheusどんなバンドかがわかるとのこと。

3. CADAVER
Unlucky Morpheusの演奏テクニックが凄く堪能できる曲。

4. REVADAC
「CADAVER」と対になる曲。

5. KIZASI
ヘヴィなサウンドでメタルコア的な音楽性。このような曲もできるところが、Unlucky Morpheusのすごさう発想から生まれた曲。

6. 虚妄の恋人 ( 2018Ver. )

7. 鎮昏歌
上記の曲とはうって変わった、美しく優しいバラード。紫煉の音楽性の懐の広さを感じさせます。

8. Spartan Army
演奏を徹底的にフューチャーしたインスト曲。

9. Wings ( 2018Ver. )

10. Black Pentagram

11. Change of Generation ( 2018Ver. )
クラシック的なギター&ヴァイオリンをフューチャーした曲

12. 囚われの僕ら ( Unlucky Morpheus Ver. )

13. 願いの箱舟 ( Unlucky Morpheus Ver. )

⑤「あんきも」という通称についておもうこと

あんきもというのはUnlucky Morpheus(あんー るふぇいす)の太字部分をとったということです。

あんきもといえば、普通はアンコウの肝のことで、どう考えてもUnlucky Morpheusの音楽性とはアンマッチでしょう。
いきなり「あんきも、スゲーぞ」と言われたら、誰でも笑うでしょう。

もっといい通称はなかったのかと思いましたが、逆にわざとインパクトのある通称にすることにより、Unlucky Morpheusをの印象を強烈なものにする作戦とも考えられますね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする