SHOW-YA バイオグラフィー

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浜田麻里とともに、80年代から日本の女性によるHR/HMシーンを牽引し、またメンバー全員が女性のHR/HMバンドの元祖でもあるSHOW-YAについて紹介します。
今回は主にバイオグラフィーについて紹介します。

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①初めに

SHOWーYAについては、もちろん80年代のリアルタイム時から知っていましたが、じっくり聴いたことはなかったです。(そのようなのが多いような気がしますが)

2002年頃、ロックリスナーに復帰して、SHOWーYAのことをいろいろ調べてみました。

1991年に寺田恵子が脱退していて、それから坂道を転げるように失速し、オリジナルアルバムのリリースもなく、1998年に横浜CLUB24のライブを最後に解散していたことを知り、なにかとても悲しい気持ちとなりました。

SHOWーYA復活してくれないかな?と思っていた矢先、2005年に寺田恵子主導でオリジナルメンバーで復活してくれた時は、とてもうれしかったです。

②バイオグラフィー

1)結成~デビュー

ボーカルの寺田恵子とキーボードの中村美紀を中心として1981年結成。
1982年、ヤマハ主催のバンドコンテストレディース部門で最優秀グランプリに輝きました。

この時には寺田だけが大手プロダクションやレコード会社からソロデビューの話が持ちかけられましたが、寺田は「みんなでデビューしたい」とのことで、バンドとしてデビューすることになりました。

(そのデビューの経緯は、アメリカの「ハート」と似ていますね。ハートはフロントが女性、バックは男性ですが、ともに言えるのは、ソロデビューをもちかけられるほどの魅力のある女性ヴォーカリストがいたということです。)

その後6人のメンバーの内、寺田と中村を除く4人が音楽以外の道に進むために脱退します。
その後、メンバー募集によって、角田、仙波、五十嵐が順に加入します。

1985年にシングル「素敵にダンシング」、アルバム「MASQUERADE SHOW」でメジャー・デビューします。

メンバーを整理しますと

寺田恵子 – ボーカル、作詞、作曲(第1期、再結成期)
中村美紀 – キーボード、コーラス、リーダー、作詞、作曲
五十嵐sun-go美貴 – ギター、コーラス、作曲
角田mittan美喜 – ドラムス、コーラス、作曲
仙波さとみ – ベース、コーラス、作曲

2)HR/HM路線への変更~全盛期

デビュー時は、女性のみのバンドが珍しかったこともあり、アイドルバンド路線で売り出されることとなりました。
また、音楽性も彼女らの本心とは裏腹に、歌謡曲っぽいポップ・ロックです。
1986年発表のセカンドアルバム「QUEENDOM」は、メンバーによる作詞、作曲の曲が大半でしたが、音楽性はやはりポップ・ロックです。

そこで、本来のハードロック路線に戻ることをメンバーが切望し、同年発表のサード・アルバム「WAYS」からハードロック路線となり、本格的な女性ハードロック・バンドとしての方向性が定まりました。

それにも関わらず、1987年の4th「TRADE LAST」では、作詞を秋元康、半数の作曲を筒美京平、編曲を松下誠が行い、またポップ・ロック路線に戻ってしいました。
その体制は、次作の「IMMIGRATION」にもひきつがれます。

1988年発表の「Glamour」では、作詞は寺田恵子がメイン、作曲は各メンバーとハードロック路線となりましたが、セールスは伸びやなんでいました。

そこで、7枚目のアルバム「Outerlimits」制作時、音楽家の安藤芳彦に作詞を依頼します。
その結果、「Outerlimits」は約60万枚のセールスを記録します。
30万枚を突破したシングル「限界LOVERS」や「私は嵐」のヒットも相まって、本格的にブレイクを果たします。

3)寺田恵子の脱退~解散

しかし、1991年、寺田恵子が脱退してしまいます。
多忙を極めたスケジュールにより引き起こされた喉を潰すなどの体調不良と精神的ストレスが原因でありました。

残されたメンバーは、新しいボーカルにステファニー・ボージャスを迎えて活動を続けますがが、1993年頃から活動が凍結状態になり、1996年に、ステファニーが脱退します。

1997年にボーカルにYoshinoを迎え、ライブハウス中心にライブ活動を行うものの、
1998年9月13日に、横浜CLUB24のライブを最後に1998年10月1日に解散します。

4)再結成~現在

2005年、寺田恵子がバラバラになったメンバーたちのもとを訪れて一人一人に頭を下げ、5年かけてメンバーを説得し再結成を果たします。

2005年10月にNHKホールにて、復活ライブ「大復活祭」を敢行します。

その後も順調に活動を続け、2012年にオリジナル・アルバム「GENUINE DIAMOND」を発表

2014年にカバーアルバム「Glamorous Show〜Japanese Legendary Rock Covers」、
2015年にカバーアルバム「Glamorous ShowⅡ」を発表します。

また同年2015年、オリジナルアルバム「PROGRESS]、更に、2017年に「AURORA」を発表し、現在に至っています。

SHOWーYAおすすめアルバムに続く


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