SHOW-YA おすすめアルバム

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前回に続いてSHOW-YAの紹介します。
今回は主にディスコグラフィー、音楽性の特徴、後世への影響などについて紹介します。

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①ディスコグラフィー

1)オリジナル・アルバム

1985年「MASQUERADE SHOW」
1986年 「QUEENDOM」
1986年 「WAYS」
1987年「TRADE LAST」
1987年「IMMIGRATION」
1988年「Glamour」
1989年「Outerlimits」
1990年「HARD WAY」
2012年「GENUINE DIAMOND」
2015年「PROGRESS」
2017年「AURORA」

2)ライブ・アルバム

1988年「TURN OVER」
1991年「HARD WAY TOUR 1991」

3)カバー・アルバム

2014年「Glamorous Show Japanese Legendary Rock Covers」
2015年「Glamorous Show Ⅱ」

②おすすめアルバム

SHOW-YAのアルバムのなかで、まず聴いて欲しいのは、何といっても1989年の「Outerlimits」です。
「限界LOVERS」、「私は嵐」のまさに代表曲があるというだけでなく、どの曲を聴いても聴きごたえのあるHR/MHであり、もちろん捨て曲はありません。
曲、歌唱、演奏など、まさにガールズ・メタルのお手本となり、今聴いても古さを感じさせません。

「Outerlimits」を聴いて、気に入りましたら、解散前の「Glamour」、「HARD WAY
また復活後の「GENUINE DIAMOND」、「PROGRESS」、「AURORA」などを聴かれるとよろしいでしょう。

③音楽性の特徴

1)音楽性の特徴

音楽性としては、基本的にHR/HMですが、同じHR/HMの範疇でも、浜田麻里、陰陽座、LIGHTBRINGERとは異なります。
海外のHR/HMに例えると、ヨーロッパの正統派メタル、メロディック・メタルというよりは、アメリカのLAメタルに近いと思います。

つまり、メロディーを聴かせるというより、グルーブ感やのりを大切にしています。

と書くと、音が軽いのでは、と思われるかもしれませんが、音は分厚く、またドラムスもタイトなので、プロダクションを気にするリスナーにも十分聴かせられると思います。

2)寺田恵子の歌唱の特徴

浜田麻里や黒猫(陰陽座)のようなビブラートはかけず、また最近の女性HR/HMヴォーカリストの様なハイトーンでもない、あくまで、普通声です。

しかし、歌唱力が半端でなく、また声量もありますので、パンチの聴いたヴォーカルスタイルですぐに寺田恵子だとわかります。

④後世に与えた影響

1)ガールズHR/HMバンドの元祖として

SHOW-YAは、ガールズHR/HMバンドの元祖というのは、ぼぼ疑いようがないことです。

現在のガールズHR/HMバンドのAldious、Cyntia、Mary’s Blood、DESTROSEなどに与えた影響は多いにあるでしょう。

現在のガールズHR/HMバンドのほとんどがSHOW-YAのことをレスペクトしています。

2)NAONのYAONの主催者として

1987年より、SHOW-YA主催でNAONのYAONという女性アーティストのみによる、日比谷野外音楽堂でのロックフェスティバルを開始しました。

この、ロックフェスティバルの主旨としては、女性ロックアーティストの認知度アップでありましたが、次第に新人女性ロックアーティストを事前に発掘し、出演してもらうという、新人女性ロックアーティストの登竜門的な役割も果たすようになりました。

このように、女性ロックアーティストの認知度アップ、新人女性ロックアーティストの発掘という、ロックシーンにおける女性アーティストの躍進に貢献しています。

男性の私からみても、ただただ頭が下がる思いです。

なお、NAONのYAONの詳細は、別記事で取り上げる予定です。


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