SIRENIA DIM DAYS OF DOLOR

Pocket

今回はノルウェーのゴシックメタルバンドであるSIRENIAが、新譜「Dim Days of Dolor」を出しましたので、その感想を書きます。

なんといっても、気がかりだったのは、看板シンガーであったはずのアイリンが脱退して、代わりにEmmanuelle Zoldan というフランス人のシンガーが加入するというメンバーチェンジです。

スポンサードリンク

①音楽性の変化はほとんどなし

そのことが、どのように音楽性にするのだろうか? ちなみに、彼女はSIRENIAの初期のころから、バックシンガーでほとんどのアルバムに参加しました。
結論から言えば、音楽性はそれほど変わっていません。
リーダーであるモルテン・ヴェランドは、スタジオでは、女性ヴォーカルパート以外のパートを、自分ですべて演奏して録音するほどで、彼一人いれば、バンドは成り立ちます。
まー、バンドというよりは、彼のソロ・プロジェクトといったほうが適切です。
そういうわけで、音楽性はほとんど変わっていません。

ただ、ドラムがドコドコしている箇所が増えて、若干パワーメタルよりとなった感じです。

②Emmanuelle Zoldan の歌声

さて、肝心のEmmanuelle Zoldan の歌声はどうであるか?印象として、アイリンより、大人びた感じがしました。
アイリンより彼女のほうが、ゴシックメタルには合ってると思います。
アイリン脱退と聞いてショックをうけましたが、Emmanuelle Zoldan の歌声も、違和感なく溶け込んでいるので一安心。

なお、アイリン脱退の理由ですが、アイリンが体調不良で、思ったようなパフォーマンスが出なくなったので、モルテンが見限ったということらしいです。
アイリンも復調して、活躍の場を見つけて欲しい所です。

③Dim Days of Dolorの曲目

1.Goddess of the Sea
2.Dim Days of Dolor
3.The 12th Hour
4.Treasure n’ Treason
5.Cloud Nine
6.Veil of Winter
7.Ashes to Ashes
8.Elusive Sun
9.Playing with Fire
10.Fifth Column
11.Aeon’s Embrace

④Dim Days of Dolorの印象

印象に残る曲としては、タイトルトラックの2、Emmanuelleのソプラノヴォーカルとモルテンのデスボイスがからみ、ドラムがドコドコの3、そしていかにもSIRENIAらしいゴシックメタルでEmmanuelleが歌い上げる8であったが、他の曲も捨て曲がなく良曲揃いでありました。

正直いって、前作はすこしマンネリ気味でだらけていた印象があったので、メンバーチェンジにより活性化されたのかもしれません。

このバンドは初期のデスヴォイスを多用した荘厳でヘビーなゴシックメタルから次第に女性ヴォーカルメインの比較的聴きやすいシンフォニックメタルよりのサウンドに次第に変わっていきましたが、今作でやや初期にもどっかた?
でも、今後も音楽性が大きくぶれることはないと思います。


ロック・ポップスランキング

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする