エリス

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今回はリヒテンシュタイン公国のフィメールゴシックメタルバンドののエリスを紹介します。

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①バイオグラフィ

1)前身バンド~エリスとしてのデビュー

エリスの前身バンドとして、キーボード・プレイヤーのオリバー・ファルクのソロプロジェクトとして2000年、ERBEN DER SCHOPHUNGというバンドを立ち上げ、ヴォーカルがサビーネ・デンサー、ギターにピート・シュトライトが在籍していました。

2001年にシングル「エリス」、アルバム「トワイライ」をリリースしましたが、オリバーと他のメンバーとの音楽的な意見の相違が表面化し、その結果オリバーが脱退しますが、サビーネとピートはバンド名を「エリス」と変えて活動を継続することを決定し、ナパームレコードと契約し、2003年にエリスとしてのファーストアルバム「ゴッズ・サイレンス、デビルズ・テンプテーション」を発表しました。

2)順調な活動後、サビーネの死

その後も若干のメンバーチャンジをはさみながら、順調な活動を続け、2004年にセカンドアルバム「ダーク・クラウド・イン・ア・パーフェクトスカイ」を発表し、ライブ活動も精力的に行いました。

2005年にはいり3作目のレコーディングに入り、ヴォーカルパートのレコーディング終了後、悲劇が起こりました。これまで、バンドの象徴でもあったサビーネ・デンサーがいきなり倒れ、すぐに病院に運ばれましたが、ほどなく息をひきとりました。原因は脳出血で、まだ29才の若さでした。

バンドメンバーは、今後どうするか悩みましたが、3作目を完成させ、活動を続行することを決意し、2006年11月に3作目の「グリー・シフアー」を発表しました。

3)メンバーチェンジから活動の停滞から活動停止へ

サビーネの後任として、元ドリームズ・オブ・サニティのサンドラシュレレットを迎え、2007年にライブ活動を開始し、2008年には新作のレコーディングを開始し、2009年には、4THの「カルタシス」を発表しました。

サンドラはキャリアがあり、サビーネの穴を十分うめましたが、サビーネの瑞瑞しさ、はかなさ、繊細さがなくたってのは、少し残念です。(個人的にはルックスも残念)
その後、2011年にサンドラが脱退してしまいます。

代わりにSimone Christinat が加入しました。Simoneは超美人なので、今後をしてしまいましたが、2012年にほどなく脱退し、ついにバンドは活動停止に追い込まれました。

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②ディスコグラフィーとおすすめCD

2003年 ゴッズ・サイレンス、デビルズ・テンプテーション
2004年 ダーク・クラウド・イン・ア・パーフェクトスカイ
2006年 グリー・シフアー
2009年 カルタシス

上記のアルバムで何と言ってもおすすめはセカンドのダーク・クラウド・イン・ア・パーフェクトスカイです。
サビーネの歌唱、メロディ、演奏、プロダクション、どれとっても良く、まさにエリスの代表作です。
またサードのグリー・シフアーもおすすめです。

ファーストのゴッズ・サイレンス、デビルズ・テンプテーションはまだ粗削りさがの残り、ヴォーカルがサンドラに代わったカルタシスは全体的に、力強さ、ヘヴィーさ、ラウドさが、ましエリスの持ち味である、美麗な叙情性が後退しているのが残念であります。


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コメント

  1. エミリー より:

    調べてもあまり詳しいことが出てこないバンドだったので読めて嬉しかったです。サブスクでたまたま見つけたバンドで、一回聴いただけでメロディと歌声に惚れました。一年で一番聴いたアーティストです。私もDark cloud in a perfect skyがお気に入りです。このボーカルの方が20代で亡くなられたことが非常に残念ですね。彼女の美しく儚い歌声を何度も何度も聴いて癒やされています!記事をありがとうございました。

  2. まっちゃん より:

    エミリーさんへ
    コメントありがとうございます!