ミッドナットソル「アフターマス」

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今まで活動休止状態であったドイツのゴシックメタルバンド、ミッドナットソルが、復活をとげ、新譜「アフターマス」を発表しました。
ミッドナットソルの今までのバイオグラフィーの説明と新譜のレビューをしたいと思います。

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①バイオグラフィー

1)結成からデビュー

2002年に、女性ヴォーカリストのカルメン・エリーゼ・エスペナス(元シアター・オブ・トラジディ、リーヴズ・アイズのリブ・クリスティーンの妹でもある)とギタリストのクリスチャン・ヘクトールを中心に結成されました。
他のメンバーは、ダニエル・ドロスティ(ギター)、ダニエル・フィッシャー(キーボード)、ビルギット・エールブルナー(ベース)、クリス・メルツィンスキー(ドラムス)でありました。
2005年にデビューアルバム「ホエア・トワイライト・デウェルズ」発表しました。
また、2008年にはセカンド・アルバム「ノルドリーズ」を発表しました。

2)バンドの危機

それまで、順調だったバンドの活動に最初の危機が訪れます。
「ノルドリーズ」の発表後、バンドの頭脳であったクリスチャン・ヘクトールが脱退してしまいます。
カルメンとダニエル・フィッシャーを中心にバンドを立て直し、アレックス・カウツを後任に迎え、2011年サード・アルバム「メタフォーシス・メロディを発表します。
その直後に一人のギタリストであるダニエル・ドロスティも脱退し、その後任にマティアス・シェラーを迎えます。

このようなメンバーチェンジのあとも活動を継続しますが、2012年になり、カルメンが第一子を出産し、2014年に第二子を出産します。
その関係で活動休止状態となってしまいます。
その間に、ビルギット・エールブルナー、クリス・メルツィンスキー、マティアス・シェラーが脱退してしまいます。

3)活動休止からの復活

このままではいけないと危機感をもったダニエル・フィッシャーが、メンバーにハッパを
かけ、活動再開の運びとなり、ギター兼ベースとしてステファン・アドルフを迎えました。

また、カルメンの姉でもあるリーヴズ・アイズを脱退したばかりのリブ・クリスティーンが
セカンド・ヴォーカリストとして加入しました。
そこで新作を作成し2018年7月「アフターマス」発表の運びとなりました。

②アフターマスの曲目

1) パープル・スカイ
2) 女神スュンの歌
3) ヨットを操る者は
4) 忘れないでいて
5) マンネリグ卿
6) アフターマス
7) アンヴェイルド・トゥルース
8) イヴァルエイション・オヴ・タイム
9) フォーセイクン
10)毒の雫 (ボーナス・トラック)

③アフターマスの感想

まず、この新譜を聴いた感想しては、やはりリブ・クリスティーンが加入したことによるオリジナリティのアップです。
女性ヴォーカルのゴシックメタルに、姉妹による息のあったヴォーカル・ハーモニーは、今後このバンドにとって大きな武器となるでしょう。

音楽性は、過去の作品と大きく路線はいませんが、バックのメンバーが少ないせいか、アレンジもサウンドもシンプルにソリッドになったような感じです。
これがいいことなのか悪いことなのか、今の段階ではなんとも言えませんが、バックの正式メンバーが増えることを期待しています。


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