今回は、リーヴズ・アイズのディスコグラフィーについて紹介します。
①ディスコグラフィーとおすすめアルバム
2004年 ラヴローン
2005年 ヴィンランド・サーガ
2009年 ニヨルド
2011年 ミーアデッド
2013年 シンフォニー・オブ・ザ・ナイト
2015年 キング・オブ・キング
2018年 サイン・オブ・ア・ドラゴンヘッド
この中で、なんといってもおすすめなのが、セカンドのヴィンランド・サーガと
サードのニヨルドであろう。
まず、ヴィンランド・サーガは、ヴィンランドに航海するヴァイキングとそれを支える妻の愛をテーマにしたコンセプトアルバムで、音楽的にもメロディアスで曲の粒もそろっています。
ただし、曲がコンパクトにまとまりすぎる所もありました。
サードのニヨルドはその点も克服され、バランスがとれた名作となりました。
次作のミーアデッドもなかなか良い作品ですが、フォーキー度が行き過ぎかなって感いがします。
次のシンフォニー・オブ・ザ・ナイトはパワーメタルの要素が強くなり、魅力が半減した感じです。
来年初頭に発売予定のサイン・オブ・ア・ドラゴンヘッドはどうなっているでしょうか?楽しみです。
②音楽性の特徴とその変遷
リーヴズ・アイズの基本的な音楽性として、ゴシックメタルやシンフォニック・メタルを基本として、そこにリブ・クリスティーンの祖国ノルウェイの歴史や風景がかさなり、他のゴシックメタルバンドと一味違う、フォーク的な要素を加味させた音楽性となっています。
その音楽性は、セカンドのヴィンランド・サーガで確立され、ニヨルド、ミーアアデッドと年度が進むにつれ、よりフォーク的な要素がました。しかし、シンフォニー・オブ・ザ・ナイトでドイツ的なパワーメタルの要素が多い音楽性となり、キング・オブ・キングスでもその傾向が踏襲されました。
あくまで、メロディアスなゴシックメタルやリブの祖国であるノルウェイの歴史をモチーフとしたフォークメタルにこだわるリブと、もともとドイツ人でありドイツ伝統のパワーメタル路線を推し進めたいアレキサンダーと確執となり、それがリブ脱退につながったのかもしれません。
③リブ・クリスティーンについて
リブ・クリスティーンはフィメール・ゴシック、フィメール・シンフォニックメタルの発展に貢献した偉大な女性ヴォーカリストであることは間違えありません。しかし、最近気になる点が何点か出てきました。
1)2003年での、シアター・オブ・トラジディーの解雇、そして2016年のリーヴズアイズの脱退。このリーヴズ・アイズの脱退、どうみても円満な脱退とは思えないです。
アレキサンダーとの夫婦関係はどうなのだろう?ネットの情報で調べても離婚したから脱退という情報と、脱退しても夫婦関係は続いているとの情報、本当はどっち?まあ、下世話な話ですのでこれ以上の追及はやめておきます。
しかし、最近のリブの写真を見ると劣化が甚だしく、本当におばちゃんになっちゃったって感じです。
2)北欧の女性はプライドが高く、ヒステリックな傾向があるという話もちらほら聞きました。だとすれば、バンドの一員としての活動には向いていないのではないかと思ってしまいます。
3)最近のニュースでリブの実妹であるカルメンがヴォーカルをしているミッドナットソルにセカンドシンガーとして加入したとのことです。
今まで、偉大な姉と出来がいまいちな妹という図式がありましたが、姉妹の立場はどのように変わっていくのでしょうか?なんだかなー、って感じですけど。
上記のことを考えると、彼女としては、バンドの一員であるより、ソロ活動に専念したほうがいいと思います。