今回は、AldiousやMary’s Bloodとともに、日本での最近のガールズメタルシーンを牽引するバンドのである、Cyntiaについて紹介します。
①はじめに
Cyntiaに関しても、2014年頃は名前を知っているだけで、CDを買ってまで聴こうとは思いませんでした。
しかし、最近になってLOVEBITESやMary’s Bloodを聴きだすと、Cyntiaも聴いて見ようということで「Limit Break」を買って聴きました。
そしたら、疾走感がある曲が多く、また演奏力もあるので、なかなかいいなと思いました。
また、メタルというとどことなく暗いイメージがありましすが、歌詞も前向きで曲も底抜けに明るいところが、疲れたおじさんにとっていい刺激となりました。
またまた「オジサンゴロシ」なバンドの登場です。
②バイオグラフィー
1)結成からメジャーデビューまで
2011年 ギターのYUIとドラムのKANOKOを中心に結成。
2012年4月「Bright Star Records」からシングル「Run to the Future」でデビュー。
しかし、その直後ベースのAIRIが体調不良で脱退しまして、サポートメンバーとして参加していたAZUが加入しました。
同年9月にファーストアルバム「Endless World」を発表します。
2)メジャーデビューから無期限活動休止まで
2013年3月、アルバム「Lady Made」で世界同時メジャーデビューしました。
同年7月、浜田麻里のヒット曲「Return to Myself ?しない、しない、ナツ。」をカバーし、シングルとしてリリース。
2014年2月、アルバム「Limit Break」を発表。最高順位が9位に輝きました。
それと並行してライブ活動も活発化させ、2013年、2014年にロックフェスNAONのYAONに出演しました。
2015年2月アルバム「WOMAN」を発表し、順調に見えた活動に、危機が訪れます。
同年4月にバンドのリーダーでもあったドラムのKANOKOが脱退してしまいます。
理由は体調不良ということです。
2016年にビクター・エンタテイメントから「Village Again Association」へレーベルを移籍し、12月14日に、4人体制での初のアルバム 「Urban Night」を発表し、復活したかに見えました。
2017年12月26日、公式サイトで無期限活動休止に入ることを発表しました。
③メンバー
SAKI ヴォーカル
YUI ギター
KANAKO ドラムス(現在は脱退)
AYANO キーボード
AZU ベース
④ディスコグラフィー
2012年 Endless World
2013年 Lady Made
2014年 Limit Break
2015年 WOMAN
2016年 Urban Night
⑤無期限活動休止の理由
YUIが右腕の不調を訴え、「フォーカルジストニア」と診断され、日常生活にも不具合が出てきたので、治療に専念するための活動休止です。
初めはYUIが脱退して、新しくギタリストを加入させて活動継続する事を、YUIがメンバーに相談しましたが、やはりYUIがいない状態での活動は不可能ということで、今回の活動休止となったとのことです。
大変残念なことですが、YUIの病が治癒して、Cyntiaとしての活動再開を期待しましょう。
⑥Limit Breakのレビュー
1)全体的な感想
先ほど紹介した、LOVEBITESやMary’s Bloodとくらべ、ゴリゴリのヘビーメタルではなくポップな要素もあり、疾走感はありますが、ヘビーメタルというより、ハードポップという感じです。
メンバーの演奏力もあり、曲やアレンジがとてもいいので、メタルがあまり得意でない人で、ガールズメタルを聴いてみたいという人には、特におすすめできると思いました。
また、メタルというと暗いイメージがありますが、曲や歌詞が底抜けに明るいので人生に疲れたおじさんにとってはいい刺激となると思います。
また、シングルカットされた「閃光ストリングス」は聖闘士星矢のオープニングに使われるほど、キャッチーなキラーチューンです。
2)曲目
1.閃光ストリングス
2.Ride on time
3.GeAr
4.カルマ
5.plant
6.Night Flight
7.エレウテリア
8.SSS
9.孤影悄然
10.シオン
11.Limit Break