次は、ノヴェラのキーボード・プレイヤー氷川トシオによって結成され、解散やメンバーチェンジを繰り返しながら、現在でも活動中のジェラルドについて紹介します。
今回は、簡単なバイオグラフィーと、今回購入したアルバム「アイロニー・オブ・フェイト」について主に紹介します。
①バイオグラフィー
ノヴェラのキーボード・プレイヤーである氷川トシオは1983年に藤村幸宏(茶々丸)(ギター、ヴォーカル)とジェラルドを結成しました。
当初はノヴェラと平行して活動を行っていましたが、最終的にノヴェラを脱退して、キングレコードより4枚のアルバムを発表します。
そして、藤村はヴィエナに加入しますが、氷川は1986年アース・シェイカーに加入します。アースシェイカーが解散すると、1994年に「永川敏郎’s GERARD」としてアルバムを発表します。
その後、藤村に代わり、カナダ人のヴォーカリスト、ロビン・G・スーシーが加入し、歌詞は英語となり、またギターレスの編成となりました。
そして、ロビンが脱退すると、キーボードトリオの編成となり、よりインストパートを重視した、本格的なプログレシッブ・ロック・バンドとなりました。
2002年に、アメリカで行われた、プログレファスタ「「NEARfest」に出演しました。
2004年にはドラマーが後藤マスヒロから藤本健一に変わり、2007年にヴォーカリストの佐々井康雄が加入します。
それ以降もアルバムを発表し、現在でも活動中です。
②ディスコグラフィー
1)オリジナル・アルバム
1984年 GERARD
1985年 虚実の城
1991年 アイロニー・オブ・フェイト
1997年 ペンディラム
1997年 パンドラの箱
1998年 Meridian
2000年 The Ruins of A Glass-Fortress
2002年 Sighs Of The Water
2004年 Power Of Infinity
2010年 Ring of Eternity
2011年 Visionary Dream
2)ミニ・アルバム
1985年 夢の中の夢
1997年 Evidence of True Love
3)その他
1998年 Live in Marseille – Battle Triangle ライブ・アルバム
2002年 Keyboard Triangle Ⅱ カバー・アルバム
③アイロニー・オブ・フェイトについて
1)曲目
1.アイロニー・オブ・フェイト
2.LAST NIGHT FOREVER
3.ステップ・イントゥ・イースター
4.過ぎ去りし追憶
5.プレリュード
6.瞳の中の狂気
7.HEAVEN
8.GOOD NIGHT SLEEP TIGHT
2)アルバムの感想
このアルバムでジェラルド初体験なので、あまりアルバムとしての感想にはなりませんが、ジェラルドといえば、テクニカルなインスト・パート中心の音楽性だと思っていましたので、このアイロニー・オブ・フェイトを聴いた限りでは、テクニカルなインスト・パートは前面にでず、むしろシンフォニックな感じで、多少肩透かしを食らった感じです。
しかし、シンフォニックといても、それほどでもないので、何か中途半端で煮え切らない感じもしました。
あまり、いい評価でなく申し訳ありませんが、それ以前の作品も、キーボードトリオとなった以降の作品も聴いてみたいと思います。