ノヴェラ 魅惑劇

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いままで、体調が悪かったせいで更新が滞っていました。
早速、ネクサスレーベルにおいて再発された、日本のプログレシッブ・ロックのCDのレビューをしてみたいと思います。
トップバッターは何と言っも、ネクサスでのファースト・デビューアーティストであるノヴェラのファーストアルバム、魅惑劇について感想を述べてみたいと思います。

①デビューまでの経緯

まず、1977年、大久保寿太郎(ベース)のメンバー募集で平山照継(ギター)が応募し ほどなくして、五十嵐久勝(ヴォーカル)、引頭英明(ドラム)、青方均(キーボード)が加入し、Scheherazadeを結成。翌年、引頭英明と青方均が脱退し、その後任として秋田鋭次郎(ドラム)と氷川敏郎(キーボード)が加入しました。
キングレコードでのレコードデビューが決定していたが、デビューを待たず解散してしまいます。
また、キングレコードの上層部しても、当時イギリスでは衰退し、また日本では黎明期であったプログレでデビューさせることに関して難色をしめしていました。
そこで、プロデユーサーが、同じ関西のハードロックバンド山水館からメンバーを入れ、新バンドを結成する提案がありました。
Scheherazadeから、平山、五十嵐、氷川、秋田、山水館からは高橋ヨシロウ(ベース)、山根基嗣(ギター)を選抜し、ノヴェラを結成。1980年に魅惑劇にてデビューしました。

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②曲目紹介

1.イリュージョン
2.名もなき夜のために
3.恋はあまのじゃく
4.レティシア
5.少年期~時の壁
6.魅惑劇

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③アルバムの感想

実は、今聴いた魅惑劇がノヴェラ初体験である。リアルタイムでは名前は知っていましたが、実際にその音楽性に触れる機会がありませんでした。1980年というのは、イギリスではパンク・ニューウエイヴが 主流で、それに反旗を翻すように、アイアン・メイデンらNWOBHMムーブメントが興っていたころで、イギリスの音楽シーンのみ注目していたからです。
そういうわけで、アルバムの感想とならず、ノヴェラを始めて聴いた感想になってしまいます。
本題に戻りまして、感想なんですが、1980年ということもあり、やはり今聞くとさすがにサウンド的に多少古臭く感じますが、楽器の演奏テクニックはどのパートも素晴らしく、とくに5曲目のインストパートの応報は今聴いてもかっこいい!
また、独自のロマンチズムや耽美性もそのころから見えていて、独自の世界観が見えます。
そのようなことから、後進のバンドに影響を与えたことがうかがわれ、今聴いてもいいなと思いました。


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